久しぶりの帰省、ただのんびりしていませんか?
年末年始。
久しぶりに実家へ帰省すると、つい「元気そうで安心した」
と、ゆっくり過ごしてしまいがちですね。
ですが、介護の現場にいる私たちは、
親御さん本人ではなく、家の中を見て状態を判断します。
言葉では「大丈夫」と言っていても、
生活の変化や老化のサインは、必ず環境に表れます。
今回は、
帰省したときに必ず見てほしい5つのチェックポイントを、
介護のプロの視点で解説します。
冷蔵庫の中身|賞味期限切れ・腐った野菜は要注意
まず見てほしいのが、冷蔵庫です。
- 賞味期限切れの食品が多い
- 同じ物が何個も入っている
- 野菜が腐ったまま残っている
これらは、認知機能の低下や「料理が億劫になっている」サインであることが少なくありません。
「食べているから大丈夫」ではなく、ちゃんと管理できているかが重要です。
もし、
・買い物が負担
・料理が面倒
と感じていそうなら、無理をさせないことが大切ですね。
最近は、
高齢者向けにやわらかく、栄養バランスも考えられた食事宅配サービスがあります。
詳しくは、
【介護のプロが比較】高齢者の食事宅配(宅食)おすすめ5選!選び方の3つのポイント
【実食比較】高齢者の宅配弁当、ナッシュとワタミどっちが良い?介護のプロが「実家にはワタミ」を選ぶ3つの理由
で解説していますので、参考にしてみてください。
部屋の「温度」と「臭い」|感覚の低下のサイン
次にチェックしたいのが、部屋の温度と臭いです。
高齢になると、暑さ・寒さを感じにくくなります。
- 冬なのに暖房をつけていない
- 「寒くない」と言って我慢している
この状態は、ヒートショックの大きなリスクになります。
「電気代がもったいないから」
という理由で我慢している方も多いですね。
脱衣所やトイレなど、寒暖差が出やすい場所の対策は特に重要です。
詳しくは、
【実家のトイレが寒い】ヒートショック対策!高齢者の命を守る「人感センサーヒーター」おすすめ3選
高齢者のエアコン「つけっぱなし」の方が安い?介護のプロが教える電気代節約と、安全な設定温度
の記事をご覧ください。
また、部屋に入った瞬間のニオイにも注意しましょう。
- 加齢臭が強くなっている
- 生ゴミやホコリの臭いがする
これは、掃除や換気が負担になっている可能性があります。
床のホコリ・絨毯のめくれ|視力・筋力の低下
床も、重要なチェックポイントです。
- ホコリが目立つ
- 掃除が行き届いていない
その理由は、掃除機が重くて使えないことが多いですね。
実際、介護現場では軽い掃除機に変えただけで、生活が一気に楽になる方もいます。
【重い掃除機は危険】高齢の親に「マキタ」が最強な理由!施設長が教える転倒予防と選び方
については、別記事で詳しくレビューしています。
また、絨毯やマットの端がめくれていないかも確認してください。
この数センチの段差が、転倒事故の原因になります。
家の中の転倒対策については、
【介護のプロが解説】高齢者の「家の中の転倒」が一番危ない!今すぐできる予防グッズと部屋作り
記事でまとめています。
テレビの音量と会話の噛み合わなさ|聴力低下
テレビの音、気になりませんか?
- 音量がかなり大きい
- 呼びかけても気づかない
- 会話が噛み合わない
これは、聴力低下のサインです。
難聴を放置すると、人との会話が減り、認知症リスクが高まることも分かっています。
最近は、
・手元スピーカー
・集音器
など、負担の少ない選択肢もあります。
【実家のテレビがうるさい】高齢者の「聞こえ」を改善!おすすめ手元スピーカー3選
【比較】補聴器と集音器、どっちを選ぶ?違いと選び方を介護の視点で徹底解説
の記事も参考にしてください。
歩き方の変化|すり足・ふらつきは要注意
帰省中、ぜひ一緒に外を歩いてみてください。
- 歩く速度が遅くなった
- すり足になっている
- バランスが不安定
これらは、転倒リスクが高まっているサインです。
高齢者にとって、転倒骨折は寝たきりの入り口になることもあります。
靴を見直す、杖を使う、シルバーカーを検討するだけでも、安全性は大きく変わります。
【介護予防】50代・60代からのウォーキングシューズおすすめ5選!失敗しない選び方を徹底解説
【介護のプロが選ぶ】おしゃれな杖(ステッキ)おすすめ5選!安全な選び方と正しい長さ
【介護のプロ厳選】シルバーカー人気ランキング5選!Amazon・楽天で買える失敗しない選び方
の記事で詳しく紹介しています。
また、年始ならではの注意点として、お餅の窒息事故も忘れないでください。
【介護のプロが警告】高齢者の「お餅」窒息事故を防ぐ!安全に食べるための便利グッズ3選と、絶対守るべき鉄則
の記事も、ぜひ確認しておきましょう。
まとめ|まずは「観察」から始めましょう
親御さんは、自分の衰えを認めたがりません。
強がるのも、自然なことですね。
だからこそ、子ども世代が気づき、さりげなく環境を整えてあげることが大切です。
いきなり介護を始める必要はありません。
まずは、帰省したときに、家と生活を観察すること。
それが、将来の安心につながる一番の親孝行です。
できるところから、始めていきましょう。

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