【介護のプロが解説】高齢者の「家の中の転倒」が一番危ない!今すぐできる予防グッズと部屋作り

高齢者の転倒事故の約8割は家の中で発生しています。

若い頃は問題なかった「わずかな段差」「滑る床」「暗い廊下」が、シニアには危険なワナになります。

万が一の「転倒」は、そのまま「骨折」、そして「寝たきり」に直結する最大の原因です。

もし親が倒れてしまった時の「緊急対応(救急車を呼ぶ手順など)」については、こちらの記事で解説していますが、何よりも大切なのは「転ばないこと(予防)」です。

【介護のプロが解説】親が倒れた!救急車を呼ぶ?まず何から手をつけるべきか

この記事では、家の中の「4大危険エリア」と、今すぐ買える「転倒予防グッズ」を介護のプロ目線で解説します。

「転倒」は生活習慣病と同じ「予防」できる

【専門家の視点】

介護の現場では、転倒は「予防できるもの」として扱います。

原因は筋力低下だけでなく、「環境(障害物)」と「道具(靴や杖)」が大きく関わるからです。

筋力を戻すのは難しくても、環境と道具は家族の工夫で今すぐ改善できます。

危険な場所を知り対策することが、自立した在宅生活を守る最善の方法です。

家の中に潜む「4大危険エリア」と対策グッズ

1. 危険エリア:【玄関】(段差と靴)

「上がりかまち(玄関の段差)」での転倒と、「靴の脱ぎ履き」での転倒が多発します。

  • 対策グッズ①:玄関用手すり 上がりかまちの横に突っ張り棒タイプや置き型の手すりを設置すると、体幹が安定し転倒リスクが激減します。
  • 対策グッズ②:玄関用椅子 立ったまま靴を履くとバランスを崩します。小さな椅子を置き、座って靴を履く習慣をつけましょう。

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2. 危険エリア:【階段・廊下】(暗さと滑り)

夜中、トイレに行く時の「暗い廊下」や「階段」は、最も危険な場所の一つです。

  • 対策グッズ①:人感センサー付きフットライト コンセントに挿すだけの人感センサーライトを廊下や階段の足元に設置しましょう。夜中に自動で足元を照らすため、暗闇で壁を探る必要がなくなります。人感センサーは脱衣所ヒーターと同様、シニアの安全に効果的です。
  • 対策グッズ②:階段用滑り止めマット 靴下だと階段が滑ります。コーナーだけでも「蓄光ライン付き滑り止めマット」を貼りましょう。う。

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3. 危険エリア:【リビング】(コード類とカーペット)

「何もない床」でのつまずきが、実は最多です。犯人は「床」にあります。

  • 対策グッズ①:コードレス家電 扇風機やこたつ、キャニスター掃除機の電源コードは、つまずきの最大原因です。コードレス家電に変えることが、最も確実な転倒予防になります。
  • 対策グッズ②:滑り止めテープ カーペットやラグマットの「めくれ」「ズレ」も、すり足で歩くシニアには危険です。ラグの裏に滑り止めテープを貼って床に固定しましょう。

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4. 危険エリア:【浴室・脱衣所】(濡れた床)

(※浴室は「寒さ(ヒートショック)」と「転倒」の二重のリスクがある場所です。「寒さ対策」については、こちらの記事で詳しく解説しています)

【ヒートショック対策】高齢者の「脱衣所・浴室」が危ない!おすすめ「脱衣所ヒーター」と安全な入浴法

濡れた床は、スケートリンクと同じです。

転倒を防ぐには、以下の対策が有効です。

  • 対策グッズ①:「滑り止めマット(浴室内・浴槽内)」 浴槽の中(底)に敷く「浴槽内マット」と、洗い場に敷く「浴室用マット」の両方を使いましょう。 (※ただし、カビやすいので、こまめな清掃が必要です)

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家の中の「環境」を整えると同時に、ご本人の「体」に合った「道具」を見直すことも、転倒予防には不可欠です。

特に、家の中で履く「スリッパ」や、外出時に履く「靴」は、滑りやすく、脱げやすいものでは危険です。

「転ばない」ための安全な靴選びについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

【介護予防】50代・60代からのウォーキングシューズおすすめ5選!失敗しない選び方を徹底解説


まとめ

高齢者の「転倒」は、100%予防することはできません。

しかし、家の中の「危険なワナ(段差、コード、滑る床)」を、「手すり」「センサーライト」「滑り止め」といった「便利グッズ」で一つずつ潰していくことで、そのリスクを限りなくゼロに近づけることは可能です。

ご家族の「安全な暮らし」のために、今一度、家の中を見直してみてください。

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