【介護のプロが解説】良いケアマネの選び方は「〇〇」を見るだけ!合わない時の変更法も解説

要介護認定が出たら、次は「ケアマネジャー(ケアマネ)」を選び、ケアプランを作成してもらいます。

介護保険の申請の次のステップです。

ケアマネジャーは、家族の介護における「司令塔」です。

その知識や人柄、熱意によって、受けられる介護の質は大きく変わります。

この記事では、失敗しない「ケアマネジャーの探し方」と、良いケアマネを見極める「3つのポイント」を介護のプロ目線で解説します。

「ケアマネジャー」とは、何をしてくれる人?

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、家族の「介護の設計士」です。

  1. ケアプラン作成
    本人・家族の希望を聞き、「週2回デイサービス」「週1回ヘルパー」といった計画書を作成します。
  2. サービス事業所との調整
    家族の代わりに、デイサービスやヘルパー事業所と連絡・手配を行います。
  3. 介護に関する相談窓口
    介護ベッドのレンタルや食欲低下の対処法など、あらゆる悩みの相談窓口になります。

※ケアプランの作成や相談にかかる費用は、全額介護保険でまかなわれるため、あなたの自己負担は「0円(無料)」です。


「要介護認定」が出たら、次はいよいよ「ケアマネジャー(ケアマネ)」を選び、ケアプランを作成してもらいます。

そもそも「介護保険の申請」がまだお済みでない方、これから申請するという方は、まずこちらの「申請方法」の記事から先にお読みください。

【介護のプロが解説】介護保険の申請方法(どこで?何が必要?)を5ステップで徹底解説


ステップ1:ケアマネジャーの探し方

1. 地域包括支援センターで紹介してもらう(最多)

地域包括支援センターが、近くの「居宅介護支援事業所(ケアマネの事務所)」リストを提供し、紹介してくれます。

2. 市区町村の介護保険課でもらう

市役所(区役所)の窓口で、管轄エリアの「居宅介護支援事業所一覧」がもらえます。

3. 入院先の相談員に聞く

病院から退院して在宅介護になる場合は、病院の「医療ソーシャルワーカー」が地域のケアマネ事業所を紹介してくれます。

ステップ2:良いケアマネジャーを見極める「3つのポイント」

リストをもらったら、2〜3箇所の事業所に連絡し、ケアマネと直接話してみてください。

その際、以下の3点を確認しましょう。

1. レスポンスが早いか

最も重要なポイントです。

介護の現場では「急な発熱」「転倒」など緊急事態が日常的に起こります。

電話やメールの返事が翌日になるようなケアマネでは、家族は不安です

質問や相談への「反応の速さ」は、信頼の証です。

2. 「複数の選択肢」を提案してくれるか

「この地域なら、Aさんに合いそうなデイサービスは『B』と『C』があります。両方見学してみますか?」

このように、希望に対して複数の選択肢と、それぞれのメリット・デメリットを説明してくれるのが良いケアマネです。

※悪いケアマネは「デイサービスは『B』に決めておきますね」と、一つの選択肢(自分と関係の深い事業所)だけを押し付けてきます。

3. 「ご本人の話」を親身に聞いてくれるか

ケアマネは家族だけでなく、本人と直接向き合い「本当はどうしたいですか?」「何が楽しみですか?」と、本人の尊厳を重視した聞き方をしてくれるかを見極めてください。

ケアマネジャーは「変更」できる!

【専門家の視点】

介護が始まったばかりの家族は、「紹介されたケアマネだから我慢しなきゃ…」と遠慮しがちです。

その必要は一切ありません。

ケアマネは家族が「選ぶ」権利があり、合わなければ「変更する」権利があります。

「レスポンスが遅い」「人柄が合わない」と感じたら、我慢せずに地域包括支援センターや市区町村の窓口に相談し、「担当を変更したい」と伝えてください。

ケアマネはあなたの介護のパートナーです。

信頼できる人を選びましょう。

まとめ

「親の介護」の9割は、この「ケアマネジャー」との相性で決まります。

「どこに相談すればいいか分からない」という最初のハードルを越え、「地域包括支援センター」や「ケアマネジャー」という「介護のプロ(チームメイト)」を見つけることが、ご家族の負担を減らすための、最も重要で、最も賢い第一歩です。

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