久しぶりに実家へ帰ったとき、 「テレビの音、大きすぎない……?」
と思った経験はありませんか?
こちらが話しかけても気づかないほどの爆音。
年末年始に帰省すると、毎年この悩みを抱える方は本当に多いです。
ただ、「耳が遠くなったんじゃない?」とストレートに伝えると、多くの親御さんは不機嫌になったり、「そんなことない!」と感情的に拒否してしまいます。
これは、“老いを認めたくない気持ち”が強く働くためです。
そこでこの記事では、親御さんのプライドを傷つけることなく、しかも家族全員が快適にテレビを楽しめる方法をお伝えします。
それが──「手元スピーカー」をプレゼントすること。
重い話をせず、自然な流れで使ってもらえる便利アイテムです。
今日は、介護施設で多くのご家族を見てきた施設長の視点で、選び方とおすすめ商品をわかりやすく紹介します。
なぜ高齢者はテレビの音が大きくなるのか?
まず知っておいてほしいのは、 テレビの爆音=性格の問題ではない ということです。
高齢になると、多くの方が「高音域」から聞こえにくくなるという変化が始まります。
このタイプの難聴は、とてもゆっくり進むので、本人が自覚しないまま進行してしまいます。
そして困るのが、 「ドラマのセリフがはっきり聞こえない」 「子どもの声や電子音だけ聞き取りにくい」 といった “言葉の明瞭さ” の低下です。
その結果、不安を埋めるようにテレビの音量を上げてしまう。
これが、実家の“爆音テレビ”の正体です。
「わざと大きくしてるんじゃないの?」とイライラしていた方も、ぜひ、こうした背景を知っておいてください。
理解が深まるほど、親御さんとのコミュニケーションは楽になります。
失敗しない「手元スピーカー」の選び方 3つのポイント
手元スピーカーは、テレビの音を手元で小さく・クリアに聞けるアイテムです。
選ぶときは、次の3つを押さえておけば大丈夫です。
1. 無線(ワイヤレス)であること
コードが床を這うと、つまずきの原因になります。
ご高齢の方にとって転倒は本当に危険なので、なるべくコードレスでスッキリ使えるタイプを選びましょう。
家の中での転倒対策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【転倒事故の7割は家の中】高齢者の転倒予防グッズおすすめ3選!滑り止め・手すりで守る
2. 操作がシンプルであること
高齢の親御さんには、「大きなボリュームノブ」や「押しやすい電源ボタン」があるだけで、使いやすさが大きく変わります。
複雑な設定や小さなボタンはNG。
“迷わず使える”が最重要です。
3. 声がはっきり聞こえる機能
最近の手元スピーカーには、人の声だけを強調する機能が搭載されているものがあります。
ドラマやニュースを楽しむ親御さんには特に効果的です。
音楽やBGMに埋もれず、言葉がスッと入ってきます。
【親へのプレゼントに】おすすめ手元スピーカー3選
ここからは、介護施設で多くのご家庭を見てきた立場から、“どんな親御さんに合うか”の視点でおすすめを紹介します。
① オーディオテクニカ(AT-SP767XTV)
音のクリアさは文句なし。
特にドラマやニュースを楽しみたい親御さんに向いています。
デザインも落ち着いていて、リビングに置いても違和感のない上質さがあります。
「いいものを贈りたい」という場合の王道モデルです。
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② JVCケンウッド(SP-A900)
とにかく軽いのが特徴。
家の中を移動しながらテレビを見ることが多い親御さんには、この「持ち運びやすさ」が大きなメリット。
難しい設定も不要で、“とりあえずすぐ使ってほしい”という時にも選びやすいです。
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③ サンワダイレクト(手元スピーカー)
コスパ重視で選ぶならコレ。
ボタンも大きめで、視力が低下している方でも使いやすい設計です。
「まずは試してもらいたい」
「予算は抑えたいけれど失敗したくない」
そんなケースでぴったりなモデルです。 (※型番:400-SP087がおすすめです)
▼Amazonで「サンワダイレクト 400-SP087」を探す
まとめ
親御さんのテレビがうるさいと、つい注意したくなってしまうものです。 しかし、爆音の裏には “聞こえにくさ” という理由があります。
だからこそ、怒るよりも便利な道具をそっとプレゼントするほうが、よっぽど自然で優しい解決策です。
手元スピーカーがあれば、親御さんも快適、あなたもストレスなし。
そして何より、会話が増え、家の中が温かくなります。
ぜひ、今度の帰省に合わせて検討してみてくださいね。

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